【専門家が解説】高反発と低反発マットレスの違い&選び方比較

「睡眠健康指導士」および「インテリアデザイナー」による監修記事

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たびたび耳にすることの多い、高反発マットレスと低反発マットレス。

とはいえ、この2つの違いを詳しく知らない方は少なくないでしょう。

そこで当記事では、実際に高反発マットレスと低反発マットレスをそれぞれ購入し比較検証していきます。

具体的に何が違うのか・どっちが良いのか、当記事でぜひ参考にしてみてください。

マットレスの教科書 編集部

睡眠の専門家「睡眠健康指導士」が執筆・全面監修。実際に100メーカー以上のベッド・マットレスを体験し、辛口評価(レビュー)しています。
また「インテリアデザイナー」として、ソファやテーブルなどのインテリアや、部屋のコーディネートに関するご質問やご相談も受け付けております。

一目で分かる、高反発と低反発マットレスの違い

以下は、高反発マットレスと低反発マットレスの違いを比較した一覧表です。

高反発マットレス 低反発マットレス
高反発マットレス 低反発マットレス
寝心地
(仰向け寝)
硬め 柔らかめ
寝心地
(横向き寝)
腰の負担が少ない フィット感がある
寝心地
(うつ伏せ寝)
圧迫感がある 心地良い
腰痛対策 非常におすすめ 期待できない
耐久性 高い 低い
寝返り しやすい しづらい
価格 約1万~10万円~ 約1万~6万円
通気性 普通 蒸れやすい

どっちがいい?高反発と低反発のメリット・デメリット

高反発マットレスは体への負担が少ないメリットがある一方で、うつ伏せ寝はしづらいのが欠点です。

一方で低反発マットレスは万人受けされやすい柔らかさがありますが、腰痛効果はあまり期待できません。

したがって選び方としては主に以下のように選ぶと良いでしょう。

  • 硬めの寝心地&腰痛改善させるなら「高反発マットレス」
    →反発力&弾力性があり耐久性の高い素材
  • 柔らかい寝心地が好みなら「低反発マットレス」
    →反発力が弱くフィット感のある素材

どちらが良いというのは一概には言えず、睡眠環境によって選ぶマットレスが変わってくるため、ご自身の状況に合わせて選ぶのがおすすめです。

購入して検証!高反発と低反発マットレスの違い比較

当サイトでは実際に高反発マットレスと低反発マットレスを購入し、具体的に以下における違いを比較してみました。

  • 硬さ(反発力)で比較
  • 腰痛対策で比較
  • 耐久性で比較
  • 寝返りのしやすさで比較
  • 価格で比較
  • 高反発と低反発の違い①硬さ(反発力)で比較

    高反発マットレスと低反発マットレスで大きく異なるのが「硬さ」です。

    高反発マットレスは押し返す反発力が強く、寝心地は硬めです。

    一方で低反発マットレスは反発力が弱く柔らかい寝心地となっています。

    なお、消費者庁では『反発力75N(ニュートン)未満を低反発、75N以上を高反発マットレス』と定義しています。

    高反発と低反発の違い②腰痛対策で比較

    腰痛対策で比較すると高反発マットレスに軍配が上がります。

    高反発マットレスは反発力があるため、腰への負担が少なく腰痛対策に最適です。

    反対に低反発マットレスは柔らかいことで体が沈みやすく、腰に体圧が集中しやすいのが特徴です。

    そのため、腰痛持ちの方に低反発マットレスはおすすめしません。

    高反発と低反発の違い③耐久性で比較

    マットレスは反発力が強い方が長持ちする傾向にあります。

    そのため耐久性で比較すると、低反発マットレスよりも高反発マットレスの方が高いです。

    おおよその寿命は高反発マットレスは約6~8年、低反発マットレスは約2~3年です。

    高反発と低反発の違い④寝返りのしやすさで比較

    寝返りで比較すると、高反発マットレスの方が寝返りがしやすいです。

    低反発マットレスは体が沈むことで固定化されるため、逆に寝返りを抑えるのが特徴です。

    そのため普段寝返りが少ない方は高反発マットレス、寝返りが多い方は低反発マットレスが向いています。

    高反発と低反発の違い⑤価格で比較

    最後に価格で比較すると、低反発マットレスの方が総じて安くなっています。

    以下は高反発と低反発それぞれの平均的な価格について、低品質・平均品質・高品質の場合で一覧表にしたものです。
    (※シングルサイズの値段)

    高反発マットレス
    低反発マットレス
    低品質 5千~2万円 3千~2万円
    平均品質 2万~6万円 2万~4万円
    高品質 6万~15万円 4万~8万円

    上記はあくまで目安ですが、いずれも他のマットレス(ポケットコイルやボンネルコイル)と比べると、比較的コスパが良いといえます。

    【専門家が解説】マットレスの値段相場は?平均価格&各料金の違い

    結論:高反発と低反発マットレスの選び方

    これまでの内容から、低反発マットレスがおすすめな人・高反発マットレスがおすすめな人を比較すると以下の通り。

    低反発マットレスがおすすめな人

    低反発マットレスがおすすめな人

  • 体重が軽い人(体重45~60kg)
  • 柔らかい寝心地が好みな人
  • 寝返りを抑えたい人
  • 予算を抑えたい人
  • 低反発マットレスは柔らかいので、マットレスに慣れない人や子供にも使いやすい寝心地です。

    一枚のみで使うというよりは、既存の寝具の上に重ねて寝心地改善として使うのが良いでしょう。

    【専門家監修】低反発マットレスおすすめ人気比較ランキング

    高反発マットレスがおすすめな人

    高反発マットレスがおすすめな人

  • 腰痛や肩こり対策をしたい人
  • 硬めの寝心地が好みな人
  • 体重50kg以上・体重が重い&筋肉質な人
  • 寝返りを促したい人
  • マットレスを長持ちさせたい人
  • 予算を抑えたい人
  • 日本で販売されているマットレスで、市場の多くを占めている高反発マットレス。

    人気が高いので多くの有名メーカーで販売されており、豊富な種類の取り扱いがあります。

    正しい睡眠姿勢に矯正したい・熟睡&快眠できるようになりたいという方におすすめです。

    【専門家監修】高反発マットレスおすすめ13選比較ランキング

    高反発と低反発を融合したマットレスもある

    「低反発マットレスのような寝心地で一枚のみで使いたい」という方は二層構造マットレスがおすすめです。

    エムリリー優反発マットレスは、上層部に低反発素材・下層部に高反発素材を融合させた二層構造マットレスです。

    以下に該当する場合は検討してみると良いでしょう。

    二層構造マットレスがおすすめな人

  • 体重45~70kg
  • 柔らかい寝心地が好みな人
  • マットレス一枚で使いたい人
  • 横向き寝したい人
  • 低反発マットレスとの違いは、二層構造マットレスは一枚のみで使えるという点です。

    低反発マットレスの場合は柔らかすぎるため一枚のみで使えず、下に硬めの寝具を敷いて使う必要があります。

    【専門家のエムリリー体験談】口コミ&評判によるマットレス評価

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