【プロが解説】マットレスのローテーション方法|裏返しできない?

「睡眠健康指導士」および「インテリアデザイナー」による監修記事

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マットレスを長持ちさせるのに有効的なのが裏返して使うローテーション。

しかし一方で、マットレスの種類によってローテーションの方法や頻度は違います。

そこで当記事では、マットレスのローテーション方法を一から見ていき、その際の注意点についても解説していきます。

既にマットレスを使っている方だけでなく、今後使う予定の方もぜひ参考にしてください。

マットレスの教科書 編集部

睡眠の専門家「睡眠健康指導士」が執筆・全面監修。実際に100メーカー以上のベッド・マットレスを体験し、辛口評価(レビュー)しています。
また「インテリアデザイナー」として、ソファやテーブルなどのインテリアや、部屋のコーディネートに関するご質問やご相談も受け付けております。

マットレスのローテーションの意味とその利点

マットレスのローテーションとは、横たわる際にマットレスの表面だけでなく、定期的に裏面を使ったりまたは上下(前後)に入れ替えて使う方法です。

以下のようにマットレスの表裏・上下を有効的に使っていきます。

このようなローテーションをすることで、大きく2つのメリットがあります。

  • マットレスを長持ちさせる
  • カビやダニの防止に繋がる
  • 利点①マットレスを長持ちさせる

    マットレスのローテーションの最大の利点が、長持ちしやすくなることです。

    同じ面ばかりを使っていると体圧がマットレスの一部分のみに集中するので、その部分からへたりやすくなります。

    バランスよくローテーションすることで、マットレスのへたりや凹みを防ぐことができます。

    利点②カビやダニの防止に繋がる

    また、ローテーションはカビやダニの防止にも繋がります。

    カビやダニは湿気の多い部分を好みやすく、特にマットレスの裏面は注意が必要です。

    そのため定期的に裏返して使うと、除湿対策になるので防止できるでしょう。

    マットレスのローテーション方法と頻度

    ここからはマットレスの種類ごとにローテーション方法を解説していきます。

    • 薄型マットレスのローテーション方法
    • 重いベッドマットレスのローテーション方法
    • 三つ折りマットレスのローテーション方法

    薄型マットレスのローテーション方法

    薄型のマットレス(厚み15cm以下)のローテーション方法は、マットレスを自分で持ち上げて表裏・上下で順番に使っていきます。

    頻度はできれば1ヶ月に1回ほどで、こまめにローテーションするなら2週間に1回程度が理想的です。

    重いベッドマットレスのローテーション方法

    重いベッドマットレス(厚み15cm以上)のローテーション方法は、ベッドフレームの上でマットレスを動かして裏表・上下で面を変えます。

    マットレスが重いと持ち上げづらいので、ベッドフレームの上でうまく滑らせながら面を変えましょう。

    またベッドマットレスにはマットレス横に取手が付属されている場合があり、その取手を使って持ち上げると簡単です。

    ローテーションの頻度は2ヶ月に1回ほどで、こまめにローテーションするなら1ヶ月に1回程度が理想的です。

    三つ折りマットレスのローテーション方法

    三つ折りマットレスのローテーション方法は、基本的にはマットレスを自分で持ち上げて表裏・上下で順番に使っていきます。

    また、三つ折りマットレスの場合は以下のように中材が3つに分けられます。

    そのため中材を入れ替えてローテーションすると、より長持ちできるでしょう。

    特に真ん中の中材は腰部分に当たるのでへたりが早く、入れ替えて使うのは有効的です。

    なお、ローテーション頻度はできれば1ヶ月に1回ほどで、こまめに行うなら2週間に1回程度が理想的です。

    注意!裏返ししてローテーションできないマットレスの特徴

    必ずしも全てのマットレスをローテーションできるわけではありません。

    そこでここからは裏返しして使えないマットレスの特徴を簡単にみていきます。

    加工の入ったウレタンマットレス

    マットレス表面に加工を入れたウレタンマットレスは、ローテーションする際に裏返しできません。

    加工には凸凹加工や波型加工などいろいろありますが、いずれも表面で使うことを前提として作られています。

    裏返し不可の二層構造以上マットレス

    マットレスのウレタン素材が二層構造以上の場合、裏返して使えないケースが多いです。

    このようなマットレスの多くは上層部が低反発+下層部が高反発で、表面が柔らかい寝心地になっています。

    つまり表面で寝ることを前提としているため、裏返すと寝心地が悪くなってしまうことがあります。

    【まとめ】マットレスの長持ちにはローテーションが大事

    いかがでしたか?

    マットレスのローテーションは、

    • マットレスを長持ちさせる
    • カビやダニの防止に繋がる

    という利点から大事なマットレスの使い方です。

    特にマットレスを直置きして使っている方は、湿気が溜まりやすいので忘れずに行いましょう。

    なお、他に長持ちさせる方法として下記記事で解説しているので、そちらも参考にしてください。

    【専門家が解説】マットレスの湿気対策法|湿気取りにはすのこだけ?

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