【プロが解説】マットレスの重さ一覧表|平均の重量はどのくらい?

「睡眠健康指導士」および「インテリアデザイナー」による監修記事

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マットレス選びで意外にも大事な要素が「重さ」です。

重さによって睡眠環境や利用用途が変わってきます。

そこで当記事では、マットレスの種類別に重さの特徴や平均重量を調査しまとめてみました。

ご自身に合う重さを見つけるヒントとしてぜひ参考にしてください。

マットレスの教科書 編集部

睡眠の専門家「睡眠健康指導士」が執筆・全面監修。実際に100メーカー以上のベッド・マットレスを体験し、辛口評価(レビュー)しています。
また「インテリアデザイナー」として、ソファやテーブルなどのインテリアや、部屋のコーディネートに関するご質問やご相談も受け付けております。

マットレスの各重さの基準

マットレスは重さごとに使いやすさが変わってきます。

そのため重さも考慮して選ぶ際は、以下の基準を参考にしましょう。

(※以下は目安であり、個人差はあります)

重さ 各基準
10kg 女性一人でも簡単に持ち上げられる重さ。
15kg 女性一人でも持ち上げられるがやや力が必要な重さ。
20kg 女性一人で移動させたり向きを変えられるが、持ち上げるのが難しい重さ。
25kg 女性が持ち上げるのは難しいが、男性一人で持ち上げられる重さ。
30kg 男性一人で持ち上げられるがやや力が必要な重さ。
35kg 男性一人で持ち上げるのが難しい重さ。

マットレスの種類別の重さの平均

使っている素材や構造によってもマットレスの重さは違います。

そこでここからは、マットレスの種類別におおよその重さの平均を見ていきます。

高反発マットレスの重さの平均

高反発マットレス(ウレタン)の重さの平均は以下の通り。

なお、厚み10cm程度の場合を想定した重さとなります。

高反発マットレス
サイズ 重さ平均
シングル 約7kg
セミダブル 約8kg
ダブル 約9kg
クイーン 約10kg
キング 約11kg

高反発マットレスは他の種類のマットレスと比べても、比較的重くなく使いやすいと言えるでしょう。

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低反発マットレスの重さの平均

低反発マットレス(ウレタン)の重さの平均は以下の通り。

厚みは5cm程度の場合を想定した重さです。

低反発マットレス
サイズ 重さ平均
シングル 約4.5kg
セミダブル 約5.5kg
ダブル 約6.5kg
クイーン 約7.5kg
キング 約8.5kg

低反発マットレスは全種類のマットレスの中で、最も軽く使いやすいです。

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ファイバーマットレスの重さの平均

ファイバーマットレスの重さの平均は以下の通り。

厚さ10cm程度の場合を想定した重さです。

ファイバーマットレス
サイズ 重さ平均
シングル 約8kg
セミダブル 約9kg
ダブル 約10kg
クイーン 約11kg
キング 約12kg

ファイバー素材は水に強いポリエチレン(またはポリエステル)の繊維でできています。

そのため軽さがあり、高反発ウレタンとほとんど重さが変わりません。

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スプリングマットレスの重さの平均(重い)

スプリングマットレスの重さの平均は以下の通り。

スプリングマットレスとは、ポケットコイルやボンネルコイルといったコイルを使ったマットレスです。

スプリングマットレス
サイズ 重さ平均
シングル 約20kg
セミダブル 約25kg
ダブル 約30kg
クイーン 約35kg
キング 約40kg

スプリングマットレスは厚みが20cm以上のものが多く、重量がある傾向にあります。

その分耐久性が高く安定感が期待できるでしょう。

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注意!マットレスの重さが軽いメリット・デメリット

マットレスは軽い方が良いのでしょうか。

実は軽いマットレスにはメリット・デメリットそれぞれの面があります。

マットレスの重量が軽いメリット(持ち運びできる等)

マットレスの重さが軽いメリット

  • 持ち運びしやすい
  • 毎日収納しやすい
  • お手入れ(掃除)が楽
  • ローテーションが簡単
  • 引越しの時に便利
  • 処分しやすい
  • マットレスの重さが軽いことで、使いやすさがある点はメリットです。

    持ち運びしやすいので筋力が弱い方や女性でも利用しやすいでしょう。

    マットレスの重量が軽い(軽すぎる)デメリット

    一方でマットレスが軽すぎると以下のような懸念点もあります。

    マットレスの重さが軽すぎるデメリット

  • 品質が悪い場合がある
  • 素材に別の材料(砂など)が混ざっている場合がある
  • 長持ちしづらい場合がある
  • 必ずしも重さが軽ければ良いというわけではありません。

    軽すぎるマットレスは品質の高くない素材を使用していたり、素材に別の材料(砂など)が混ざって傘増しされている場合があります。

    その結果、長持ちしづらくへたりやすいマットレスである可能性もあるので注意しましょう。

    マットレスはどのくらいの重さ(kg)が理想?

    マットレスの理想的な重さは、睡眠環境で何を重視させたいかで変わってきます。

    したがって以下のように判断すると良いでしょう。
    (※以下はシングルサイズの場合の目安)

    • とにかく使いやすさを重視したい場合
      →重さ約15kg以下のマットレス
    • 長持ちしやすい安定感を重視したい場合
      →重さ約20~30kg以上のマットレス
    • 品質と使いやすさのいずれも考慮したい場合
      →重さ約10~20kgのマットレス

    なお、特にこだわりがなければマットレスの品質と使いやすさのいずれも考慮されたバランスの取れたマットレスがおすすめです。

    重量が軽いマットレスならウレタンがおすすめ

    軽いマットレスとしておすすめなのがウレタン製の高反発マットレスです。

    高品質のマットレスであっても比較的軽いマットレスが多く、また三つ折りマットレスといった折りたたみタイプは収納性に優れています。

    さらに高反発で耐久性があるため、長持ちしやすい(寿命6~8年以上)点も評価できるでしょう。

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