プロが忠告する低反発マットレスの決定的なデメリット

「睡眠健康指導士」および「インテリアデザイナー」による監修記事

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柔らかい寝心地が特徴の低反発マットレス。

一方で柔らかいからこそ、デメリットになってしまう面もあります。

そこで当記事では、低反発マットレスの特徴についてデメリット・メリットをそれぞれ検証し、合う人合わない人をまとめていきます。

マットレス選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。

マットレスの教科書 編集部

睡眠の専門家「睡眠健康指導士」が執筆・全面監修。実際に100メーカー以上のベッド・マットレスを体験し、辛口評価(レビュー)しています。
また「インテリアデザイナー」として、ソファやテーブルなどのインテリアや、部屋のコーディネートに関するご質問やご相談も受け付けております。

低反発マットレスとは?

そもそも低反発マットレスとは何か、その定義について簡単にみていきます。

低反発マットレスの定義

低反発マットレスとは、押し戻す反発力が弱く(75ニュートン未満)、柔らかい寝心地のマットレスのことを指します。

一般的に以下のように反発力であるニュートン(N)数によって、低反発・高反発が分けられます。

    75N未満柔らかめの低反発
    75~110N:ふつうの硬さ
    110N以上:硬めの高反発

出典:消費者庁(https://www.caa.go.jp/policies/)

低反発マットレスと他マットレス比較

「低反発マットレス」と対照的なのが「高反発マットレス」で、主に以下のような違いがあります。

  • 低反発は柔らかめ・高反発は硬め
  • 低反発は体が沈む・高反発は体が沈みすぎない
  • 低反発は寝返りを抑える・高反発は寝返りを促す
  • 低反発は耐久性が低い・高反発は耐久性が高い

詳しい比較は以下の記事を参考にしてください。

【専門家が解説】高反発と低反発マットレスの違い&選び方比較

低反発マットレスのデメリット(欠点)

低反発マットレスの特徴を知るためにはデメリット・メリットそれぞれを把握するのが大切です。

はじめにどのようなデメリットがあるのか一つ一つ見ていきましょう。

  • 腰への負担が大きい
  • マットレスの耐久性が低い
  • マットレスで蒸れやすい
  • マットレスで寝返りしづらい
  • 体重が重い人には合わない
  • 低反発のデメリット①腰への負担が大きい

    低反発マットレスのデメリットとして、腰への負担が大きいことがあげられます。

    マットレスが柔らかいので体が深く沈み込み、腰部分に体圧が集中しやすいためです。

    したがって腰痛持ちの方には向いていません。

    低反発のデメリット②マットレスの耐久性が低い

    耐久性が低い点も注意が必要です。

    マットレスの耐久性は反発力に大きく影響され、低反発マットレスは高反発マットレスよりも寿命が短い傾向にあります。

    そのため低反発マットレスの寿命はおよそ2~3年程度です。

    低反発のデメリット③マットレスで蒸れやすい

    低反発マットレスの素材である「ウレタン」は通気性にあまり優れていません。

    加えて低反発は柔らかく、体がマットレスに密着しやすいので、暑い夏は特に蒸れやすいので注意しましょう。

    低反発のデメリット④マットレスで寝返りしづらい

    4つ目にあげられるデメリットが寝返りのしづらさです。

    前述通り低反発マットレスは体が沈み込みやすいため、体が固定化され寝返りに向いていません。

    睡眠中の寝返りはリンパを促すためにも大事なので、極端に寝返りが少ない方は留意が必要です。

    低反発のデメリット⑤体重が重い人には合わない

    また体重が重い人に低反発マットレスは基本的に合わないためおすすめしません。

    もし使う場合は、あくまで寝心地を改善するトッパーとして利用し、低反発マットレスの下に別の高反発の寝具と併用して使うのが最適です。

    低反発マットレスは柔らかいので、一枚のみで使うと床の底つき感を感じてしまう場合があります。

    【快眠マットレスおすすめ2024】人気55メーカー総合ランキング

    低反発マットレスのメリット

    さて、低反発マットレスのデメリット(悪い面)を見ていきましたが、ここからはメリット(良い面)もご紹介します。

  • 体圧分散が高い寝心地
  • 低反発でうつ伏せ寝しやすい
  • 他のマットレスと比較して安い
  • メリット①体圧分散が高い寝心地

    低反発マットレスは体圧分散性に優れています。

    体の体圧が全身に分散されるので、マットレスに体がフィットしやすいのが特徴です。

    そのため万人受けされやすい寝心地と言えるでしょう。

    メリット②低反発でうつ伏せ寝しやすい

    うつ伏せ寝が基本の寝姿勢である場合は、低反発マットレスが最適です。

    マットレスが硬すぎると胸の圧迫感が強いため、柔らかい低反発素材が向いています。

    メリット③他のマットレスと比較して安い

    他のマットレスと比較して値段が安い点もメリットです。

    • 低反発マットレス3千円~4万円
    • 高反発マットレス:5千円~6万円
    • ポケットコイル:5千円~6万円
    • ボンネルコイル:5千円~6万円

    予算を抑えたい方に向いているでしょう。

    【専門家が解説】マットレスの値段相場は?平均価格&各料金の違い

    メリットデメリットから分かる低反発マットレスの特徴

    これまでの内容から、低反発マットレスが合う人・合わない人をまとめると以下の通り。

    低反発マットレスが合う人

    低反発マットレスが合う人

  • 柔らかい寝心地が好みな人
  • うつぶせ寝が多い人
  • 値段の安さを重視したい人
  • 低反発マットレスの最大の特徴は柔らかい寝心地でフィット感がある点です。

    したがって硬い寝心地よりも柔らかめが好みな人に向いているでしょう。

    【専門家監修】低反発マットレスおすすめ人気比較ランキング

    低反発マットレスが合わない人

    低反発マットレスが合わない人

  • 腰痛や肩こり持ちの人
    →「腰痛マットレス」がおすすめ
  • マットレスを5年以上長持ちさせたい人
    →「ポケットコイルマットレス」がおすすめ
  • 体重が重い人・筋肉質な人
    →「高反発マットレス」がおすすめ
  • 通気性の良さも考慮したい人
    →「ファイバーマットレス」がおすすめ
  • 寝返りを促したい人
    →「高反発マットレス」がおすすめ
  • もし体重が重い人が低反発マットレスを使いたい場合は、必ず下に硬い寝具を敷いて併用しましょう。

    低反発マットレスは一枚のみで使うのではなく、あくまで寝心地改善として利用するのがベストです。

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