【専門家が解説】マットレスだけで寝ることが可能な条件

「睡眠健康指導士」および「インテリアデザイナー」による監修記事

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「マットレスだけで寝ることは可能?」「他に必要なものはある?」などと思っていませんか。

結論から言うと、マットレスだけで寝ることは可能ですがいくつか条件があります。

そこで当記事では、マットレスのみで寝る方法やその際の注意点について解説していきます。

一人暮らしの方や、ベッドなしの環境でいる方はぜひ参考にしてください。

マットレスの教科書 編集部

睡眠の専門家「睡眠健康指導士」が執筆・全面監修。実際に100メーカー以上のベッド・マットレスを体験し、辛口評価(レビュー)しています。
また「インテリアデザイナー」として、ソファやテーブルなどのインテリアや、部屋のコーディネートに関するご質問やご相談も受け付けております。

マットレスだけで寝ることが可能な条件

必ずしもフローリングの上でマットレスだけで使えるわけではありません。

そこではじめにマットレスだけで寝ることが可能なマットレスの特徴についてみていきます。

  • 高反発マットレス
  • 厚さ8cm以上
  • ノンコイルマットレス
  • マットレスだけで寝る条件①高反発マットレス

    床にマットレスだけで寝る場合は、高反発マットレスを利用しましょう。

    柔らかい低反発マットレスは体が沈みやすく、結果的に腰に負担がかかります。

    また体が沈み込むことで床の底つきを感じてしまう場合もあるので、ある程度の反発力は必要です。

    マットレスだけで寝る条件②厚さ8cm以上

    マットレスの厚さは8cm以上が理想です。

    いくら反発力のあるマットレスであっても、薄すぎると床の硬さが伝わるので寝心地が悪くなってしまいます。

    マットレスだけで寝る条件③ノンコイルマットレス

    マットレスだけで寝る最後の条件は、ノンコイルマットレスであることです。

    厚さ8cm以上とはいえ、ポケットコイルやボンネルコイルのコイルを使ったマットレスは床置きできません。

    ノンコイルマットレス
    コイルマットレス
  • 高反発ウレタン
  • 低反発ウレタン
  • ファイバー
  • ラテックス
  • ポケットコイル
  • ボンネルコイル
  • また上記表から、基本的に「高反発マットレス」と「ファイバーマットレス」が床置きで使いやすいマットレスとなります。

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    ベッドなし!マットレスだけで寝るメリットとデメリット

    ベッドフレームなしでマットレスのみで寝るのは、メリットだけでなくデメリットもあります。

    いずれの面も考慮した上で使い方を判断すると良いでしょう。

    マットレスのみで寝るメリット

    マットレスのみで寝るメリット

  • 予算が抑えられる
  • 部屋が広く使える
  • 安全対策になる(落下防止)
  • お手入れや収納が楽
  • マットレスのみで使うとベッドフレームが不要なので、予算が抑えられます。

    また高さがないため子供などには安全対策になるでしょう。

    マットレスのみで寝るデメリット(カビなど)

    マットレスのみで寝るデメリット

  • 湿気が溜まりやすい
  • カビやダニが発生しやすい
  • 寝起きの起き上がりに労力が必要
  • マットレスを床にそのまま敷く際に一番懸念されるのが”湿気問題”です。

    さらに高齢者など腰を痛めている場合は、ベッドフレームよりも起き上がる際の負担が大きくなるのが欠点です。

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    【シーン別】マットレスのみだけで寝る注意点(敷布団なし)

    以下ではシーン別に、マットレスだけで寝る際の注意点やポイントをまとめてみました。

    • 一人暮らしでマットレスのみで寝る場合(フローリング)
    • 畳でマットレスに直接寝る場合
    • 厚さのある分厚いベッドマットレスだけで寝る場合
    • 赤ちゃん(子供)がマットレスのみで寝る場合

    一人暮らしでマットレスのみで寝る場合(フローリング)

    一人暮らしでマットレスのみで寝る場合は、除湿対策がとにかく大事です。

    特に狭い部屋であれば湿気がこもりがちなので、マットレスを陰干ししましょう。

    またマットレスの下に除湿シートを敷いたり、マットレスの上にベッドパッドを重ねることで湿気が溜まりにくくなります。

    【専門家が解説】マットレスの湿気対策法|湿気取りにはすのこだけ?

    畳でマットレスに直接寝る場合

    畳の上で直接マットレスを使う場合も、フローリングと同様に湿気対策が必要です。

    マットレスを陰干しする他に、除湿シートベッドパッドといった除湿アイテムが最適です。

    厚さのある分厚いベッドマットレスだけで寝る場合

    厚さ20cm以上のベッドマットレスは一般的にベッドフレームの上で使います。

    しかしもしベッドマットレスのみで使いたい場合は、“すのこマット”を敷くことをおすすめします。

    厚みがあることで除湿シートだけでは効果がない可能性があるため、マットレス下に若干の空間を作って通気性を高めましょう。

    赤ちゃん(子供)がマットレスのみで寝る場合

    赤ちゃんや子供といった筋力が弱い場合は、マットレスの上にトッパーを重ねると寝心地が安定します。

    直置きするマットレスは硬めが推奨されていますが、赤ちゃんや子供が使うと硬すぎる可能性があるので、トッパーで柔らかさを調整しましょう。

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    睡眠健康指導士

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