【専門家監修】ボンネルコイルとポケットコイルの違い|腰痛にはどっち?

「睡眠健康指導士」および「インテリアデザイナー」による監修記事

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「ポケットコイルとボンネルコイルの違いは何?」「どっちが良いの?」と迷っていませんか。

名前こそ似ていますが、実は全く異なる寝心地となっています。

そこで当記事では、実際にポケットコイル・ボンネルコイルのいずれも体験した筆者が徹底比較し、選び方をまとめていきます。

どちらがご自身に合うのか、ぜひ当記事を判断材料として参考にしてください。

マットレスの教科書 編集部

睡眠の専門家「睡眠健康指導士」が執筆・全面監修。実際に100メーカー以上のベッド・マットレスを体験し、辛口評価(レビュー)しています。
また「インテリアデザイナー」として、ソファやテーブルなどのインテリアや、部屋のコーディネートに関するご質問やご相談も受け付けております。

一目で分かる、ポケットコイルとボンネルコイルの違い

以下は、ポケットコイルマットレスとボンネルコイルマットレスの違いを比較した一覧表です。

ポケットコイル ボンネルコイル
ポケットコイル ボンネルコイル
寝心地 適度な硬め 硬め
体圧分散性 高い 普通
腰痛対策 非常におすすめ おすすめ
耐久性 高い 高い
揺れにくさ 揺れづらい 揺れやすい
通気性 良い 非常に良い
価格 普通 安い

どっち?ポケットコイル・ボンネルコイルのメリットデメリット

ポケットコイルは適度な硬めで日本人に人気の寝心地ですが、値段がやや高い傾向にあります。

一方でボンネルコイルは通気性に優れている利点がありますが、体重が軽い人が使うと硬く感じてしまう場合があります。

したがって主に以下のように選ぶと良いでしょう。

  • 適度な硬め&腰痛対策するなら「ポケットコイル」
    →独立したスプリングで体へのフィット感がある
  • 硬め&通気性の良さなら「ボンネルコイル」
    →連結させたスプリングで体を”面”で支える

どちらが良いというのは一概には言えず、睡眠環境によって選ぶマットレスが変わってくるため、ご自身の状況に合わせて選ぶのがおすすめです。

腰痛には?ポケットコイルとボンネルコイルの違い比較

当サイトではポケットコイルマットレスとボンネルコイルマットレスについて、具体的に以下における違いを比較してみました。

  • マットレス構造の違い:ポケットコイルはスプリングが独立
  • 寝心地の違い:ボンネルコイルの方が硬め
  • 腰痛対策の違い:ポケットコイルの方がおすすめ
  • 耐久性の違い:値段によって異なる
  • 通気性の違い:ボンネルコイルの方が良い
  • 価格の違い:ボンネルコイルの方が安め
  • ①マットレス構造の違い:ポケットコイルはスプリングが独立

    ポケットコイルとボンネルコイルはそもそも構造が全く違います。

    ポケットコイルはスプリング(バネ)を一つ一つ袋に包み、独立して並べられています。

    一方でボンネルコイルはスプリングは裸のままで、全て連結されています。

    ②寝心地の違い:ボンネルコイルの方が硬め

    マットレスの構造が違うことから寝心地も異なります。

    ポケットコイルは一つ一つのスプリングが独立しているため、体を“点”で支えます。

    つまり一つ一つのスプリングが体の部位に合わせて反発力を調整するので、体へのフィット感があり心地良い「適度な硬め」の寝心地が実感できます。

    一方で、ボンネルコイルは体を“面”で支えるため、寝心地が「硬め」となっています。

    またボンネルコイルの場合は全てのスプリングが繋がっているため、横揺れしやすい特徴があります。

    ③腰痛対策の違い:ポケットコイルの方がおすすめ

    腰痛対策で比較すると、ポケットコイルにやや軍配が上がります。

    前述通りポケットコイルは一つ一つのスプリングで細かく反発力を調整できるので、腰への負担をあまり感じません。

    一方でボンネルコイルは体重が軽い方が使うと、硬すぎて痛めてしまう場合があるので留意が必要でしょう。

    ④耐久性の違い:値段によって異なる

    耐久性に関しては、結論から言うと値段によって異なります。

    値段が5万円以下の格安マットレスであればボンネルコイルの方が寿命が期待できるでしょう。

    ただし10万円以上のメーカーであれば、いずれも耐久性がほとんど変わらず、寿命10~20年以上長持ちします。

    なお、ボンネルコイルの場合は劣化してくると、スプリングの音がしやすい点は要注意です。

    ⑤通気性の違い:ボンネルコイルの方が良い

    通気性で比較するとボンネルコイルの方が高いです。

    ボンネルコイルはスプリングが裸のままで、マットレスに湿気が溜まりにくくなっています。

    そのため基本的には暑い夏でも蒸れる心配がないでしょう。

    ⑥価格の違い:ボンネルコイルの方が安め

    最後に価格で比較すると、総じてボンネルコイルの方が安い傾向にあります。

    以下は品質ごとに(低品質/平均品質/高品質)、値段の目安を比較したものです。

    低品質
    平均品質
    高品質
    ポケットコイルマットレス 5千~2万円 2万~6万円 6万~15万円以上
    ボンネルコイルマットレス 5千~1万円 1万~4万円 4万~10万円以上

    高級メーカーであれば値段差はあまりありませんが、格安メーカーであればボンネルコイルの方がお得です。

    【専門家が解説】マットレスの値段相場は?平均価格&各料金の違い

    結論:ポケットコイルとボンネルコイルの選び方

    これまでの内容から、ポケットコイル・ボンネルコイルの合う人の特徴をまとめていきます。

    ポケットコイルマットレスが合う人

    ポケットコイルマットレスが合う人

  • 腰痛・肩こり対策をしたい人
  • 硬すぎない寝心地が好みな人
  • 硬さや種類にこだわりたい人
  • 体のフィット感を求める人
  • 横向き寝したい人
  • ポケットコイルは適度な反発力と体へのフィット感で、高い寝心地の良さが特徴です。

    そのため日本・海外問わず販売数が多く、人気のマットレスとなっています。

    したがって数多くの種類の取り扱いがあり、硬さや寝心地・予算などこだわって選ぶことができるでしょう。

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    ボンネルコイルマットレスが合う人

    ボンネルコイルマットレスが合う人

  • 硬めの寝心地が好みな人
  • 通気性の良さを重視させたい人
  • 予算をできるだけ抑えたい人
  • 寝返りを促したい人
  • ボンネルコイルは硬さがあるマットレスです。

    そのため値段が5万円以下のメーカーでポケットコイルが柔らかいと感じる場合は、ボンネルコイルをおすすめします。
    (※5万円以上のメーカーはポケットコイルも硬めが数多くあります)

    また反発力があるので体が沈み込まず、寝返りを促すのにも効果的です。

    【睡眠プロ監修】ボンネルコイルマットレスおすすめ人気ランキング

    腰痛対策にはポケットコイルマットレスがおすすめ

    マットレスで腰痛対策をするならポケットコイルがおすすめです。

    当記事でも解説したように、ポケットコイルはスプリング(バネ)が一つ一つ独立しているため、体圧分散性に優れています。

    そのためボンネルコイルよりも体へのフィット感が高く、腰にストレスのない寝心地が実感できるでしょう。

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