「睡眠健康指導士」および「インテリアデザイナー」による監修記事
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マットレスには薄いものであれば3cm、厚いものであれば30cm以上のものもあります。
それぞれ使用用途や寝心地が違うため、自分に合った厚さを選ぶのが適切です。
そこで当記事ではマットレスの厚みについて、
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マットレスの厚さ別の使用用途
各厚さの特徴を徹底比較
目的別に選ぶおすすめの厚さ
の3点を主に解説していきます。
ぜひ購入の判断材料として参考にしてください。
マットレスの教科書 編集部
睡眠の専門家「睡眠健康指導士」が執筆・全面監修。実際に100メーカー以上のベッド・マットレスを体験し、辛口評価(レビュー)しています。
また「インテリアデザイナー」として、ソファやテーブルなどのインテリアや、部屋のコーディネートに関するご質問やご相談も受け付けております。
マットレスの厚さ別の使用用途
マットレスは厚さによって、大きく以下3つの使用用途に分けられます。
①厚さ3~7cmのマットレス:トッパーとして使う
厚さ3~7cmのマットレスは基本的にトッパーとして使います。
トッパーとは既存の寝具に重ねて使う薄型のマットレスで、寝心地改善に有効的です。
一枚のみで使うと床の底つきを感じやすく、寝心地に違和感があるのでおすすめしません。
②厚さ7~15cmのマットレス:床に敷いて使う
厚さ7~15cmのマットレスは床に直接敷いて使うことが可能です。
一枚のみで使えるのでコスパ面に優れています。
ただし敷きっぱなしにするとカビの原因にもなるので、定期的な除湿対策は必要になります。
③厚さ15cm以上のマットレス:フレーム上で使う
厚さ15cm以上のマットレスの場合は、ベッドフレームの上で使いましょう。
厚みのあるベッドマットレスは基本的に床に直置きできません。
マットレスの厚さ(高さ)を細かく比較
以下ではマットレスの厚さ別に、それぞれの使い方・特徴についてまとめてみました。
厚さ | 特徴 |
3~7cm | ・既存の寝具に重ねて使う |
7~10cm | ・床に直置きして使う ・既存の寝具に重ねて使うことも可能 |
10~15cm | ・床に直置きして使う ・ベッドフレームの上で使うことも可能 ・人気の高反発マットレスに多い |
15~20cm | ・ベッドフレームの上で使う ・予算10万円前後 |
20~30cm | ・ベッドフレームの上で使う ・予算10~20万円前後 |
30cm以上 | ・ベッドフレームの上で使う ・高級ブランド向け |
これらの内容から、各厚み別におすすめできる人の特徴を解説していきます。
厚さ3~7cmのマットレスがおすすめな人
厚さ | 3~7cm |
使い方 | 既存の寝具に重ねて使う |
種類 | 高反発ウレタン・低反発ウレタン |
厚さ3~7cmのマットレスがおすすめな人は以下の通り。
厚さ3~7cmのマットレスがおすすめな人
厚さ3~7cmのマットレスは基本的にトッパーとして、既存の寝具に重ねて使います。
厚さ7~10cmのマットレスがおすすめな人
厚さ | 7~10cm |
使い方 | 床に直置きして使う (既存の寝具に重ねて使うことも可能) |
種類 | 高反発ウレタン |
厚さ7~10cmのマットレスがおすすめな人は以下の通り。
厚さ7~10cmのマットレスがおすすめな人
厚さ7~10cmのマットレスは床に直置きして使うことも、トッパーとして使うことも可能です。
ただし直置きは体重65kg以下の方向けで、65kg以上の場合は沈み込んで床の底つきを感じてしまう可能性があるため注意してください。
厚さ10~15cmのマットレスがおすすめな人
厚さ | 10~15cm |
使い方 | 床に直置きして使う ベッドフレームの上で使う |
種類 | 高反発ウレタン |
厚さ10~15cmのマットレスがおすすめな人は以下の通り。
厚さ10~15cmのマットレスがおすすめな人
厚さ10~15cmのマットレスは床に直置きしても、底つきの心配なく使えます。
高反発マットレスであれば体重80kg以上の方でも安心して使えるでしょう。
この厚みは人気メーカーに多く、収納性や使いやすさが高いことからおすすめの厚さです。
厚さ15~20cmのマットレスがおすすめな人
厚さ | 15~20cm |
使い方 | ベッドフレームの上で使う |
種類 | 高反発ウレタン・ポケットコイル・ボンネルコイル |
厚さ15~20cmのマットレスがおすすめな人は以下の通り。
厚さ15~20cmのマットレスがおすすめな人
厚さ15~20cmのマットレスはベッドタイプで、基本的にベッドフレームの上で使います。
(※15cm前後のマットレスであれば一部直置き可能な場合があります)
ベッドマットレスの中でも比較的重くなく、お手入れや収納がしやすいため女性でも使いやすいでしょう。
厚さ20~30cmのマットレスがおすすめな人
厚さ | 20~30cm |
使い方 | ベッドフレームの上で使う |
種類 | ポケットコイル・ボンネルコイル・高反発ウレタン |
厚さ20~30cmのマットレスがおすすめな人は以下の通り。
厚さ20~30cmのマットレスがおすすめな人
厚さ20~30cmのマットレスは基本的にスプリング系(ポケットコイルやボンネルコイル)のマットレスになります。
(※一部ウレタン素材やファイバー素材もあります)
平均的な品質以上であれば値段はほとんどが10万円以上で、予算がある程度ある人向けでしょう。
とはいえ耐久年数10年以上は見込めるため、長期的に考慮すればコスパは悪くありません。
厚さ30cm以上のマットレスがおすすめな人
厚さ | 30cm以上 |
使い方 | ベッドフレームの上で使う |
種類 | ポケットコイル・ボンネルコイル |
30cm以上のマットレスがおすすめな人は以下の通り。
30cm以上のマットレスがおすすめな人
30cm以上のマットレスは高級ブランドでの取り扱いが多いです。
そのため予算が最低でも10万円以上、高いモデルであれば20~30万円ある人向けとなります。
また30cm以上のマットレスの特徴として、寝心地が柔らかめである傾向があります。
したがって硬い寝心地が好みであれば30cm以下のベッドマットレスをおすすめします。
【目的別で選ぶ厚さ】おすすめの厚みのマットレスは?
マットレスは、使用する目的によって妥当な厚みが変わってきます。
以下の使用環境に該当する場合は参考にすると良いでしょう。
- マットレスと敷布団を併用する:厚さ3~7cm
- フローリングや畳に床置きする:厚み7~15cm
- マットレスをベッドフレームで使う:厚み15cm以上
- マットレスで腰痛対策する:厚さ10~20cm
- 出張や来客用のマットレス:厚み7~15cm
マットレスと敷布団を併用する:厚さ3~7cm
マットレスと敷布団を併用する場合は、厚さ3~7cmのマットレスがおすすめです。
なお基本的には敷布団の上にマットレスを重ねて使います。
マットレスの厚みがありすぎると敷布団が潰れやすいので、トッパータイプのマットレスを選びましょう。
フローリングや畳に床置きする:厚み7~15cm
マットレスをフローリングや畳に床置きする場合は、厚み7~15cmのマットレスが妥当です。
直置きするマットレスの厚みが薄いと床の底つきを感じてしまい寝心地に違和感があります。
一方で厚みがありすぎると、マットレスの湿気でカビが生えやすくなるのでおすすめしません。
マットレスをベッドフレームで使う:厚み15cm以上
マットレスをベッドフレームで使う場合は、厚み15cm以上のマットレスがおすすめです。
具体的に言い換えると、厚み15cm以上のマットレスは基本的に床に直置きできません。
なお、厚み15cm”以下”のマットレスはもちろんベッドフレームの上で使うことができます。
マットレスで腰痛対策する:厚さ10~20cm
マットレスで腰痛対策したい場合は、厚さ10~20cmを利用しましょう。
腰痛改善には高反発マットレスが効果的で、腰部分をしっかり支える反発力が重要です。
厚みが薄すぎると反発力が弱まり、かつ全身をしっかり支えづらくなります。
とはいえ20cm以上の厚みのあるマットレスも、素材をたくさん重ねているため、柔らかくなってしまう傾向があるので留意が必要です。
出張や来客用のマットレス:厚み7~15cm
出張や来客用のマットレスを探している場合は、厚み7~15cmあたりが妥当です。
一枚のみで使える上に、軽く収納性に優れています。
また折りたたみ可能な三つ折りマットレスであればさらに使いやすさがアップするでしょう。
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